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2006/03/31

「誘拐の果実」

Book060331真保裕一のこの作品は某新聞に連載されていたらしく、全然気が付かなかった。大体、年1作がペースだが、その分中身は作り込んであり、驚く程の綿密な取材等も有って、色々な分野にテーマを求めているが、この数年はいわゆる社会派に傾いてきて、ミステリーな部分が少なくなり、初期からのハード的な楽しみが欠けて来たように思っていたが、久しぶりに面白く読めた内容だった。
とは言っても、視点はあくまでも社会で有り、そして家族も重要なテーマになっている
誘拐と言うテーマは良くあるが、この作品で驚いたのはその身代金として要求するその内容。
丁度、テレビドラマの「アンフェア」でも誘拐のテーマだったが、あれはどうみてもこの作品のパクリだろう。
もちろん、美味しい所だけパクっているから、ドラマの出来映えは本と比べて見れば天地の程の差が有ったが、この作品ではその本当の目的が最後まで分からず、数年経って当時の刑事が思い出す所でやっと出てくる。

今まで読んだ中で、一番面白かったのは「黄金の島」と「奪取」の二つ。これが双璧かな。
Book060331b「奪取」はすっかり有名になったが、偽札作りがテーマ。「黄金の島」はベトナムを舞台に日本から逃げ延びたチンピラを生き生きと描き、自分が行った事のないベトナムも、読んでいるとまるで目の前に浮かぶ様な綿密さ。
ホワイトアウトも面白かったけど、途中から如何にも映画向きの様な感じがして、イマジネーションが働きすぎたが(笑)、予想通り映画化されたし(^^;
「ダイスをころがせ!」は、政治と言うか選挙をテーマにした作品だが、これもまた驚く程緻密な取材がされており、この1冊読んだだけでいっぱしの選挙通になれるほど(笑)。
もちろんストーリーの面白さも充分で、最後はほのぼのとした雰囲気になれる。
日本の作家で、区別を付けるならいわゆる純文学以外では一番好きな作家だなぁ。

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コメント

AKAさん、こんにちは。
私はまだ「誘拐の果実」は読んでませんでした。近いうち探してみます。今日はNHKでドラマ化された「繋がれた明日」を図書館で借りてきました。ドラマは見てないけど、面白そうです。
真保さんって「しんぽ(PO)」さんと読むんですね。先日気づいてちょっと驚きました。ずっと「しんぼ(BO)」さんだと思ってました。

京丸さん。
そう、しんぽって読むんですよ。
それで思い出したけど、実は北村薫ってずっと女性だと思っていたんですよ(^^;
何年か前に新聞のインタビュー欄で男性だと知ってびっくり(笑)
今、服部真澄の「GMO」を読んで居るんですが、この人もデビュー作の「龍の契り」を見た時は名前で男性だと勝手に思っていました(^^; なんて言いながら実は僕の名前もほぼ9割の確率で女性だと思われるんですが(--;)

はじめまして。

「天空の蜂」は読みましたか?

僕のなかでは一番の作品です。

なぜか作品一覧とかに載ってないんですが。。。

この人の発想、展開、構成等、底知れないものを
感じた作品です。

失礼しました。

東野圭吾と勘違いしてました。

同時期に「ホワイトアウト」を書いていたので、
混同してしまいました。

どちらも大好きな作家です。

樹里亜さん。
東野圭吾はまだ読んだ事がりません。
書評などから受ける範囲しか知りませんが、何となくミステリーのイメージが強いと言う記憶があります。
読み始めたら、一気に読んでしまいそうな気がするんですが。

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