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2007/07/13

「シリウスの道」藤原伊織

2ヶ月程前にガンで亡くなった藤原伊織。2年程前に食道ガンで有る事を公表していたが、当時5年生存率20%と言う事も発表しており、残念という感じ。
070713b良く知られているが、電通に勤め、長い間二足のわらじを履いていたが、5年程前に退社して作家専業に。
そんな事も有ったのか、或いはかなりの遅筆だったと言う評判通りなのか、作品自体はそれほど多くはなく、僕が初めて読んだのは最初の長編「テロリストのパラソル 」。
この作品は江戸川乱歩賞と直木賞を受賞し、世間ではハードボイルド派などと言われていたが、同じ全共闘世代の自分としては全然そんな風に思わず、作品の舞台となった当時の記憶と共に感傷的に読んだものだ。
次の長編「ひまわりの祝祭」は、舞台が当時終わりつつあったバブル時代で、世間の言うハードボイルド或いはエンターテイメントさが発揮され、少しイメージが変わったが、この「シリウスの道」ではまた少し元に戻った様な気がする。
世界的規模の某メーカーが新規業種に大規模の宣伝費を掛けて参入する。それをプレゼンに依って受注する広告会社の競争と言うのが作品の舞台。
最初読み始めると、広告の専門用語などがやたら出て来て、それを理解しないと分からないかと思ったが、読み進めるに連れてそれは重要な事ではなく、仕事とそれを取り巻く人々。そして20数年前に大阪で過ごした子供の頃の話と重なり、仕事以外の事で振り回されるサラリーマンの悲哀、そして例の如く出てくる元ヤクザなど、中盤からは一気に読み進める事が出来る。終盤になって子供の頃の親友を見つける所はなかなかドラマチック。
感傷と共に読みながら、テーマや内容は全然違うが、何となく白川道の「天国の階段」と同じ空気を思い出した。

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コメント

藤原伊織は好きな作家だったので本当に残念でした。専業となってこれから、という時だったのに。実父が食道癌だったのですが、10年以上元気に過ごしていたので藤原さんのこともきっと大丈夫だと信じていただけに、余計残念でした。

私は先日「ひまわりの祝祭」を読んだばかりです。本当に残念ですね。

京丸さん。
僕の友人も4年程前に食道癌で亡くなりました。医者だったのに。切ったけどリンパに移転してたらしくダメだったんですが。
京丸さんのBlogを拝見していると、余りミステリー系は読まれないかと思っていたんですが、そうでもないんですね(^^;
最近は段々と読みやすい方へ流れてしまうので、つい歳を感じてしまいます(--;)

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